運命を変えることができるのか。
運命を変えることができるのか。結論から言えば変えることができます。しかし、その運勢を変えるための期間というのも存在します。
では、いったい運勢を変えるためにはどうすべきでしょうか。
自分の置かれている立場を考えてみると、
この家生まれたのでこうなった。
この先生についたのでこうなった。
こういった結婚を選んだのでこうなった。
あの時、この選択をしたのでこうなった。あの時、旅行をしたのでこうなった。と人生というのは選択の連続です。それは誰しもが考えることではないでしょうか。
私の人生は選択の連続ですが、運がいいのでしょうか。悪いのでしょうか。
こういった運を変えることができるのか。変える方法はあるのだろうかと考える時点で、自分の人生が良い人生なのか。悪い人生なのかという選択をしています。
私たちは、どんな時でも選択の人生を歩んでいます。朝、目を覚まし、意識がはっきりした時点で、今日は何を食べようかと考え、今日の仕事の段取りを頭の中でシュミレーションし、計画を練ります。また、旅行に行ったなら、電車で行くか、新幹線で行くか、フェリーに乗るか、旅客機でいくのかとたえず判断をし行動に起こします。
こういった行動の一つ一つが貴重な人生を積み重ねて生きてゆきます。
人生を考える瞬間
Panasonic(パナソニック)の前身である松下電工は松下幸之助が、1代で創り上げた日本を代表する大企業です。松下電工を作り上げたおかげで今でも、何万人という人がこの会社に携わり生活しています。Panasonicという名を知る人は多くても、松下幸之助の人となりを知るには、それなりの伝記を読み、ネットで調べない限り知りえません。
しかし、Panasonicがつくる家電や製品は、私たちの生活を豊かにして、便利にして、大変だった家事の時間を短縮し、余裕を作ってくれました。
その松下幸之助も、日本が戦争に突入していく戦時下で、9歳という若さで大阪の宮田火鉢店に丁稚として奉公に出されています。
9歳といえば義務教育をうけて、まだまだ親もとでぬくぬくと育ちたい年で、体がひとなるにはもう少し時間がかかります。
親の生活状況一つで、口減らしのために丁稚にも出される時代でした。日本全体が貧しく、指先にひっそりと火をともすような時代でもありました。
今の時代もそれぞれに、生き方を模索し、選択している人は多くいます。
松下幸之助15歳の頃、路面電車の走る姿を観て、「これからは、電気の時代だ」と選択し、大阪電燈(現関西電力)に入社していきます。
しかし、夏の暑い日、大阪港から通勤で使っていた蒸気船から海中に転落してしまいます。万事休すの瞬間です。
海中に転落し、必死の思いで海上に頭を上げたとき、波間に漂う幸之助を見つけた船員が船より浮き輪を投げてくれて救われます。まさに万事休すです。
これが、真冬であったなら、船員が気づいてくれなかったら、様々な奇跡が重なった瞬間だと思ったかもしれません。
私たちにも、それぞれに選択の瞬間があります。
1本早く電車に乗ったおかげで、
この交差点に1秒前に通過したおかげで、
おなかが突然痛くなり、旅客機に乗れなかったおかげで、
季節が、夏だったので、夕方にこの坂を上ったおかけで、等々、良い選択をしているので、今日も生きています。日々、人生を考える瞬間であると言えます。
私の運より国運が優先される。
私たちを取り巻く世界は、非常に複雑で、ただ生きていくのも大変だと思う人もいるかもしれません。私たちが運を考えてみたときに、個人における運だけで生きていません。人は人としてのつながりの中で運を広げていきますが、個人の運をもつぶしてしまうのが国運という国が持つ運です。国運が伸びれば個人の運はその国運という運勢に乗って伸びていきます。
国のいく方向性によって私たちの生活は大いに変わります。私たちが生きているこの瞬間に、どんなに個人の運が強くても、その民族であるがゆえに不幸が降り注ぐということが起こります。
近年でいえば、ユダヤ民族はその民族の故に多くの命が犠牲となりました。
また、ローマ人でないというだけで攻撃を受けてきた民族でもありました。
ゲルマン民族が最高と言って攻撃を受けました。
アフリカ人、黒いというだけで、白人上位主義に踊らされ、悲しい歴史を通過してきたのも黒人というだけで通過しています。
また、国の運、国運を考えてみても、国の繁栄によりそこに住む人々の生活様式は変わっていきます。イギリスは小さな国でしたが、産業革命を通じてより多く国々を植民地化し、
戦争を起こし人々の生活は激変していきます。
日本は戦争に負け、敗戦国でありながら、戦後の人々の努力以上に国の運が勝り急速な発展を遂げます。こうしてみると、個人の運より、家庭の運、民族の運、国家の運とより大きな存在に吸収され発展してきているといえます。
こうしてみると、より大きなものは、小さなものを吸収し、小さなものは大きなものに吸収され発展しています。
私の住む国が持つ運により、個人の運は左右されます。これは、宇宙の法則が、すべて、大きなものは小さなもののために、小さなものは大きなもののために生きる法則があるためです。
私の運が良くても、国運が無ければ、大きな素材を得られないので、消えてなくなります。しかし、国運があれば個人の運も大きく育つことができます。小さいものは大きなもののために、大きなものはより大きなものにッして、最も大きなものは小さなもののために吸収される材料となるのが循環する宇宙の法則と言えます。
クジラの死骸は微生物や小魚の餌になる。
たとえば 小エビは、魚やイカの餌になり、魚やイカは より大きい魚のえさになり、より大きな魚は、シャチやクジラの餌になりますが、
死骸になれば海中にしずみ、よりおおきな餌となりたくさんの小エビやプランクトンの餌になります。この世界はこのように循環している世界です。
従って、私たちもこの世界の一員として生きているので、同じ循環の中で生きています。この法則は食物連鎖だけに作用するのではなくすべてのことに影響を与えているので、私たちの運勢にも大きく影響を与えています。そのため、個人の運より、家庭の運が優先し、家庭の運より民族の運が優先され、民族の運より国家の運が優先されます。
国家の運以上に存在しているのが天地の運、地球が持っている運があります。それを称し天運と言います。
天運は、星の運行で原則的に動いているため、星の動きを知ることで、わかります。何億年とうんこうされている星の運行は 外因としても内因としても私たちの生活に影響を与えます。
それは、結果として小さい物は大きなもののために犠牲になっていたのではなく、お互いに共有していたのだと知ることができます。生命の営みは、互いのために生きていくことを望んでいるということがわかっていきます。つまり、個人の運を知るためには、天運がどうなっているのかを知ると分かるということですし、自分の運をよくする方法は、天運を知ることであると言えます。
運を変えるには、やり遂げろ。
運をを変えることができるかと言えば、変えることはできると言えるでしょう。
意識が変われば、生活が変わり、生活が変われば習慣が変わります。習慣が変われば行動が変わります。行動が変われば、それにかかわる運が変わるというのですが、私たちは思っているほど意識を変えることができません。
そのために何をすべきかと言えば、このようになりたいという目的を持つことが必要です。目的があって行動が伴います。目的を持つ、どのようにしたいのかという目的は旅行と同じです。
例えば、東京から福岡に行きたいという目的があり、そこで何をするのか決まっていなくても、福岡のpaypayドームに行くためにどうするか
まず行く日程を決め、行く時間を決め、行くための交通機関を決めます。
そのように、日程、時間、手段を決めていくとき、新幹線で行くのか、電車で行くのか、車で行くのか、旅客機で行くのかと決めます。
しかし、目的地にいくまでの日程、時間、手段を実行しなければいつまでたっても目的地に着きません。
それと同じように、運命を変えたいなら、最後までやり遂げるということが必要になります。
松下幸之助は成功したければ最後までやり遂げろと言います。目的を持ったならやり遂げろと言います。成功するまでやることが必要だというのです。
また、このように運を変えるには、一つのことを信じて行うという信念が必要となります。言葉を変えていうなら信仰と言えます。一つのことを信じるということは信仰と似ています。そのためにも自分のおこなっていることは正しいとして突き進む信念が必要となります。
信念は自分を信じること
よく物事を進めていく中で自信がないと聞きます。自信がないとはどういうことでしょうか。自信がないとは、自分を信じられないことを言います。
まさに、文字が表すように自分を信じることが自信となり、信念となります。
信念は運勢を変えるエネルギーとなります。
その信念のエネルギーを3年続けることが必要となります。なぜなら、3数は天の数字でもあります。天の星周りがかわるのに3年かかりますので、3年間自分を信じて続けることで運勢は変わります。信念が、運勢を変える力となるためには3年間という時間性も必要となります。