六四卦

地風升(ちふうしょう)六四卦 易経 周易で観る八人家族の関係性 六四卦、四六番

地風升(ちふうしょう)

六四卦の四六番目に位置するのが、地風升(ちふうしょう)です。巽卦☴(そんけ)の上に坤卦☷(こんけ)が乗っかっている形になります

上卦の坤卦☷(こんけ)です。坤卦は陰中の陰を表し、家族の中では母を表して、八卦においては地を表します。

下卦は、巽卦☴(そんけ)です。巽卦は、陰爻の上に陽爻が2段乗った形です。家族の中では、長女を表し、八卦においては風を表しています。

長女の目標は、いつも家の守りをして、家族の背ををしながらニコニコしている母のようになりたいと思っています。上昇を示す卦は3つあります。35番の火地晋、53番の風山とこの46番の地風升(ちふうしょう)です。長女として、油の乗った中年女性であり、働き盛り、

多くの経験を通じて、順調に成長していきます。勢いも良く、この卦は、確実に、自身に満ちた女性として、成長しています。自分の立ち位置を知り、時を知り、実力も備わった卦です。大いに伸び、栄え、柔らかい爻であり、柔らかい若い芽が時をえて、登り、謙虚と柔軟と、徳を備えています。

特は、先祖からの蓄積と、自分の努力で蓄えられ、必要な時が来れば、若い芽が伸びるように育つのです。柔らかい爻の根本には、基礎としての剛い爻がしっかりと支えているために、育つことができるのです。

升とは、

升とは、昇り進むことを意味します。地中に生えた木の芽がすくすくと育ち、伸びてゆくさまを示しています。人生には栄枯盛衰の時期を繰り返すのですが、今の時期は、盛運の時期と行ってよいでしょう。ただ、焦ってはいけません。植物が育つ環境には、雨が振り、清々しいときもありますが。猛暑、酷暑もあるのです。運勢は昇り調子のよい時期であり、天馬、空をかけて。虹がかかる運勢を引っ張ってこれるのです。植物は、大地より栄養を吸収し、太陽の光を浴び、澄んだ空気を吸い込んで花咲かせ。蜂や蝶々に恵みを与えることができるのです。天に向かって伸びるひまわりのように、目的があるのなら、その目的を実現して、発展は、約束されています・

地風升(ちふうしょう)のイメージ

升。元亨。用見大人。勿恤。南征吉
「升」の時、大いに通じる。大人と相談することだ。南に行けば吉

「升」は、昇り進む。

大地に落ちた種が育つには、大地に根を張り、水と栄養ある土が必要です。天に向かい伸びれば、日の光と新鮮な空気を必要とします。


人も育つためには、土壌での栄養として、相談できる大人(良識人)がいて、理解する友人が必要です。人脈は、あなたにとって大切な栄養です。今後、様々に雨風にさらされても。人との絆は、多いほど、昇り進むことに協力を惜しまないでしょう。決して一人で育っていると思わず、愛を感じていれば、大いに伸びるでしょう。

地風升(ちふうしょう)の六爻

地風升(ちふうしょう)の六爻は、下から順番に、初爻、二爻。三爻、四爻、五爻、六爻の並びが、初陰、二陽、三陽、四陰、五陰、上陰と並んだ状態を地風升(ちふうしょう)といいます。

六爻の位置は社会的位置を表しています。 初爻は庶民、二爻は士、三爻は大夫(たいふ)、四爻は公卿(こうけい)五爻は、君主、上爻は隠居した君主、あるいは知識人となります。

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