陰宅風水、お墓を建てる選日法
お墓を建てるのに闇雲(やみくも)にこの日にしよう。 会社の都合でこの日しかないから、この日にしようとしていませんか。それは、あの世に行った方にも、この世にいる人にもいいとは言えない考え方です。
動物は、先祖のために墓をつくることはありません。動物は死ねば、骨まで残らず食べられ分解されて終わりです。しかし、人の文化は、人の死=消滅とは考えていません。世界を二分する資本主義世界の80%はキリスト教文化圏でしめて、仏教圏、イスラム圏とほとんどのこうした宗教圏は、死後の世界を大切にして、あの世の天国、極楽浄土を願い、亡くなった方の安寧を願います。
共産圏としての文化圏は基本的に宗教は否定こそしませんが。肯定もしないし、そこまで、亡くなった人のあの世の安寧を考えません。
こういった思想の違いはあります。しかし、こうしたお墓を建てるのに良い日、選日法の根本は、古代中華の戦国時代に多くの占術の技法が生まれました。そこには、先祖の安寧こそ、後孫のしあわせにつながるという中華思想から生まれてきています。
選日法で見る
陰宅風水、陰陽五行の選日法は年や月、日、時間の作用を考慮して干支によっておこないます。干支でみる時間と空間には相性があリます。
これを「三殺」といい。 建ててはダメな年、建ててダメな月 建ててダメな日 時間というものが存在します。下図は干支によって、お墓を建てるのにダメな方位です。例えば、寅年、午年、辰年には墓の面が向く向きが東を向いて建てるのは良くありません それは、時間帯、月、日にちが重なってもいけないのです。
寅・午・戌の年、月、日、時間には
東向の墓は建ててはいけない。
(五行では木)
さる
ねずみ
うし
申・子・辰の年、月、日、時間には
北向の墓は建ててはいけない。
(五行では水)
亥・卯・未の年、月、日、時間には
南向の墓は建ててはいけない。
(五行では火)
巳・酉・丑の年、月、日、時間には
西向の墓は建ててはいけない。
(五行では金)
人が亡くなるのは、当たり前のように巡ってきます。おぎゃーと生まれたら必ず、亡くなる日が必ずきます。しかし、亡くなった後に、いかにして亡くなった方を送ってゆくのかは、残された人の責任となります。
遺骨をすぐにお墓に入れてリ、樹葬や海洋散骨といった方法もあリますが、お墓をってる場合、このように、干支によって、干支の年 干支の月 干支の日 干支の時間を観て行うことがいいと選日法は言っています。
陰宅風水、陰陽五行、干支 季節 月 時間
干支によって表すことは次の通りです。例えば、子(ね)は冬至を表し、陰暦月では、11月になりますが、最近使われるカレンダーは陽暦なので12月が子の表す時と見ます
また、時間で言えば夜中の0時より牛が表す時間 夜中の2時までが子の表す時間といえます。五行においては、水気に属し、相生として相性がいいのが金気 相克として相性が合わないのが火気となります。そのように干支においてもそれぞれ表したのが下図です。
冬至 月 陰暦11月 陽暦12月 時間 夜中0時 五行 水 相生 金 相克 火
冬土用 月 陰暦12月 陽暦 1月 時間 夜中2時 五行 水 相生 金 相克 火
立春 月 陰暦1月 陽暦2月 時間 朝方4時 五行 木 相生 水 相克 金
春分 月 陰暦2月 陽暦3月 時間 朝方6時 五行 木 相生 水 相克 金
春土用 月 陰暦3月 陽暦4月 時間 8時 五行 木 相生 水 相克 金
立夏 月 陰暦4月 陽暦5月 時間 10時 五行 火 相生 木 相克 水
夏至 月 陰暦5月 陽暦6月 時間 日中12時 五行 火 相生 木 相克 水
夏土用 月 陰暦6月 陽暦7月 時間 14時 五行 火 相生 木 相克 水
立秋 月 陰暦7月 陽暦8月 時間 夕方16時 五行 金 相生 火 相克 木
秋分 月 陰暦8月 陽暦9月 日入り 時間 18時 五行 金 相生 火 相克 木
秋土用 月 陰暦9月 陽暦10月 時間 黄昏20時 五行 金 相生 火 相克 木
立冬 月 陰暦10月 陽暦11月 時間 22時 五行 水 相生 金 相克 火
気が下がることをしてはならない
陰宅風水、陰陽五行での2022年の干支は、壬寅(みずのえとら)東向きのお墓を建てることは、控えたほうが良いかと思われます。月は寅月が2月、午月が6月、戌月が10月となり、日は暦を参考にして決めます。
時間は寅刻が3時~7時、午刻が11時~13時、戌刻が19時~20時となり、
この4つが重なった時に墓を建てると家運は一気に下降線となり最悪な場合、
家が絶えてしまうことにもなりかねません。
反対に良い時期に墓を建てることは言うまでもありません。
干支とお墓建てる位置を知る。
子年から始まり12支の動物たちを 12ヶ月に分けた場合 冬の時期に亥、子、丑となります。
冬の時期は、北を表し、五行は、水の気を表し ちょうど真反対の夏の時期に現れる 巳、午、未が相克な相手になります。
春の時期は、寅、卯、辰、となり、東を表し、五行は、木の気を表し、ちょうど真反対の秋の時期にあらわれる。申、酉、戌が、相克な相手となります。
夏の時期は、巳、午、未となり、南を表し、五行は、火の気を表し、 ちょうど真反対の冬の時期にあらわれる。 亥、子、丑 が、相克な相手となります。
秋の時期は、 申、酉、戌、となり、西を表し、五行は、金の気を表し、 ちょうど真反対の春の時期にあらわれる。 寅、卯、辰、 が相克の相手になります。
ただ、四季を通じて、季節の変わり目である土用には、土の気も混ざるため、冬土用の丑、春土用の辰、夏土用の未、秋土用の戌に関しては、土の気も混ざり、土の気の循環する気がうまいこと合わさるので、相克の気が和らぎ、中の良い仲間、友人、恋人、に恵まれます。