易の基本

【易の基本】先天八卦、後天八卦。伏儀、文王、孔子の三古によって完成。

幸せになるには、三聖人が教えてくれる

先天八卦、後天八卦は、三世代、三聖人の手により完成

古代中華の漢の時代に書かれた書物に「藝文志」(げいもんし)があります。その書物に、

「易道は深し。人は三聖を更(へ)、世は三古を歴(へ)たり」
伏羲 文王と次男周公 孔子 の三聖人 文王とその子周公はまとめて聖人

という一節があります。易道とは、三世代、三聖人の手により完成しました。

三聖人は、「伏羲」「文王」「孔子」を表しています。 伏羲は易の中でも中心核となる 一元ニ気、八卦を見つけ出し、古代中国文化の礎とも言える天地の理を表し、易の伝承としての学問書 「河図」(かと)を書したと言われています。つまり、先天八卦はこの「河図」によって伏羲が創ったとされていました。

また、周の文王 周公は周朝の始祖が伏羲の残した六四卦を解明し 補足 易の思想哲学としての地位を高めました。周公が後天八卦を作った方位説であると伝えられてきたものですが、後天八卦は周公がまとめたものといえるかもしれません。

後天八卦には

乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤の方位に、
子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥
の十二支を組み合わせた方位が説かれるようになりました。

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先天八卦を表した河図

先天八卦を表した河図(かと)は天を表す図であり、後天八卦を表した洛書(らくしょ)は地を表した図であるので、天と地の循環を、陰陽、数字、五行(木火土金水)に分解、変化させ、陰陽思想として体系化されたものが、易経であり、古代中国からこの経典は、中華思想の根本をなすものとなっています。

孔子は、多くの方が知っているように「仁」を基本とした 孝道 「論語」「道徳」といった徳を立てる作法を重んじましたが、易の三聖人として、易学として完成させた人物としても知られています。
三古に名を連ねる孔子は(礼、孝、仁)を重んじていました。孔子は易学の中に天と人と地の中に礼を感じ、孝を感じ、仁を感じたんで、人生の後期を易学に費やしたのでしょう。

天に対し人は礼を尽くし、孝を尽くし、仁を尽くすことで、道徳を成長させてきました。易道三古という「伏羲」「文王」「孔子」の三聖人の生活はたえず天と人と地に関わっています。幸せになる方法は、この三聖人が教えてくれています。

幸せになるには、時があり、場所があり、関係性があります。まず、自分がどこにいて、どの方向にむかっているのか、自分の立ち位置を知ることからはじめてみましょう。

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私は天地の理の中にいる

先天八卦、後天八卦を基本とする易経は、中華思想の根幹にして、自然発生する宗教、思想、芸術、文化、医学、建築といった文明に大いに影響を与えてきました。

私たちの生活は、ただ平々凡々に生きていても天地の理(ことわり)の中で生きています。そうした理(ことわり)をわかるように説いてきたのが易経です。

科学が発展した現在 (こんなもの‼)と思う方は多くいるでしょう 科学が発達発展してきたのは、ここ数百年の間で ガリレオが地球は丸いといった地動説を説いた時代から急速的に発達したのであって、それ以前は自然の中から、運営される法則性を探り出しまとめ上げていくときに使ったのが先天,後天の八卦です。

数百年、数千年という長い時間をかけて「伏羲」「文王」「孔子」という義人聖人の思考と祈りにより体系化された文化です。私たちも考えに考えて どうにもならない時 過去の例文や世界の論文を読み 聞き ググって ふっと息をぬいた瞬間、思いつくひらめきがあったりします。天地の理を探し出し、見つけ 後世に残した偉人に拍手ですね。

ただ、昔文字で書かれたものは難しく。解く人の思考で変わってしまうのも事実です。  私は隣に住んでいる人が 何を考えているのかわからない、               私の隣に寝てるこの人はもっとわからないとなったりしませんか? それと同じで、理解するにはそれなりの知恵や知識も必要になります。

そんな時、宇宙には法則性があって環境を支配している 善の王様 科学の王様 思考の王様としての存在があって初めて、宇宙は調和し、運航しているので、そのルールを見つけてくれたのが「伏羲」「文王」「孔子」と言えます。

中華思想の根幹、
自然発生する宗教、思想、芸術、文化、医学、建築といった文明に大いに影響を与えた

宇宙には法則性があって環境を支配している 善の王様 科学の王様 思考の王様としての存在があって初めて、宇宙は調和し、運航している

先天八卦を生み出した

伏羲は、自らの身体を実験台に 自然界に存在する法則を見つけ出し、世の理(ことわり)法則を見つけ出しました。文王は、政治を司りながら人民の幸福を探し、孔子は人のゆくべき道を諭しました。こうして、長い時間と3大喜人によって、先天八卦、後天八卦が完成されました。

孔子の「論語」は、弟子との言語録ですが、その中に血気(人の生きてゆくエネルギー)にも触れています。易学は、このように何世代もの時代と人の思考を整理したものではありますが、宇宙の理を人間の叡智で人がわかるように整理したものなのですが、古代人に今の現代の文明を見ても理解できないように、時代を超えながら蓄積したものです。

私達現代人は、過去のこういった長い歴史から、何世代もかけて表した学問の中に 真理を見出してきました。

真理は、変わらないもの、共通なものを表します。金属の金は、その価値において錆びてなくなることもないので高価な価値を持っている点で変化しません。ダイヤモンドは、その硬さ、輝きにおいて 人を魅了してきました.空気は、存在し、全ても生き物が必要とすることで絶対性があります。このように宇宙の理を探っていきました。

伏儀、文王、孔子の易経に通じたもの。

伏羲、文王 孔子の見つけ出した易学に共通しているものは、この世に存在しているものから見つけ出したものであるために、素晴らしく、共通価値を持っているために三聖人、三古(三世代)をついやして、易学が完成したといえます。

孔子は論語の中で「我に数年を加え 五十以て易を学べば 以(もって)て大過なかるべし」と語っています。孔子自体、考道、道徳の基本を「仁」。愛であると論じ宇宙創生の万宇宙に敬拝を行うにしても、時間をかけ思いを貫きました。

そのような人格であるために探求する事柄にも多くの時間をかけたのでしょう。五〇歳を過ぎて易を探求し、易学に対する探究心は並のものでなかっといえます。易学を探求した根底には、人の道徳 人道を探求していったときにたどり着き追い求めたのでしょう。

真理とは 誰でもが認める 物や状態、法則 価値を言います。
空気は誰しもが認識し、水は誰しもが必要とし、誕生したら、必ず亡くなる日が訪れます。また。金属のゴールド、シルバー プラチナには誰しもがそこに不変の価値を置きます。ダイヤモンドはその硬さと輝きに魅力を感じます。

人の中にある悪を抑えて善を行う

中国占術の根拠である『易経』の基本思想には、

「悪を遏(とど)めて善を揚(あ)げ、天の休(おおい)なる命に順う」
「吉凶成敗は天に在っても、それを招くゆえんは人間にあるのだ」

つまり 人の中にある悪を抑え善なることをしなさい あとは命を天に任せなさいといったことでしょうか。まるで西郷さんの合言葉 敬天愛人のような感じですか

さて、人それぞれが受ける運は、その人が招いているということです。聖書の中にも 預言者ヨナが、国が荒廃しているニネヴェにでむいて「悔い改めなさい」といったときに 国王も、国民も 荒布をまとい、灰に座して悔い改めた時国の災いは過ぎ去ったあるように、

天の願わない方向に、人が向かった行った時。反省し、今までの生活を変えていったときに運気は変わるので、易学においても、「それを招くゆえんは人間にあり、」といっていることは、東西問わず変わらない真理と言えるのかもしれません。

こうしてみると、神話の時代に生きた 伏羲に始まり、文王、孔子の時代を超えてきた易。先天八卦、後天八卦の易道三古という学問の奥深さが伺えるのではないだろうか。

孔子の教え 五十にして天命を知る。徳をたてる作法 五十にして天命を知る 君子は 天命を畏る 孔子曰、君子有三畏、畏天命、畏大人、畏聖人之言、小人不知天命而不畏也、狎大人、...

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