ラッキー線の観かた
手のひらを8つの組に分けてみることで、それぞれの宮によって、手相に与える影響を観ます。
私たちの環境は、最初の出発が無極、二極、四象、八卦となり、八卦は、この世界を表すと同時に、八人家族を表すことは説明してきました。
また、八卦においても、先天八卦、後天八卦があり、こうした世界を集約してみることができるのが、手相、骨相、人相といった相に象徴的に表れてきます。そういった、相を読み解くことで、過去、現在、未来の三世を観てきました。
手相の見かた
手相を見る時、書物によって様々なのですが利き手を見るのが良いでしょう。利き手は生活全般でよく使われる手ですので、自分の生活をよく知っている手です。どんな時にも自然に使う手は、心のシワをよく反映しますので、利き手を見るのが良いでしょう。手相を見る時、手相は利き手をみていきます。
八卦と手相
ラッキー線を観るにあたり、手相の宮の説明をします。
乾宮(けんきゅう)は、天、父を表し、根本となる陰陽の基。陽中の陽を表します。
兌宮(だきゅう)は、沢、末娘を表し、上下に水を蓄えた貯水池として、水を管理しています。
坤宮(こんきゅう)は地、母を表し、根本となる陰陽の基。陰中の陰を表します。
離宮(りきゅう)は、火、次女を表し、物にまとわりつくことで燃え上がり妖艶さを表します。
巽宮(せんきゅう)は、風、長女を表し、どんな隙間にも柔軟に流れ込む風は、それだけでやさしさを表すが、ひとたび強く吹けば暴風雨を呼ぶことを表します。
震宮(しんきゅう)は雷、長男を表し、自然界の激しいエネルギーを表し、活動的な刺激を表しています。
艮宮(ごんきゅう)は、山、末っ子を表し、天からの恵みをより多く受ける立場でもあり、どっしりとして、動かないことを表します。
坎宮(かんきゅう)は、水、次男を表します。水は容器によりさまざまに形を変えます。少ない水であれば飲み水にしかならないが。多くの水は、山の形をかえるほどの大きな力を持っています。こういったものを作り出す無限の力を表しています。
手相を観る
手相を観る中で、八卦が手の中でどのような役割を持っているのでしょうか、手首側を男性軍が占め、指先側を女性軍が占めています。男性は、基本、陽性を占め、陽性の中での動きを占めています。陽性の特徴は、単純、単調、肉体的、開放的、行動といった気質を持っていますが女性としての、陰性は、複雑、美的、内的といったことも含めて、内なる管理といった気質を持っているため、家族をまとめるのは男性が中心となっていますが、家族の健康や、経済管理は陰性である女性でもあるので、経済的なことや、美的なことを観る場合、指先の宮(宮)を観ることで見えてきます。また、社会性、や仕事に関しては、手首側、陽性である男性側を観ていきます。
しかし、家族がまとまることで、愛情は、具体的になります。陽陰のバランスが整った手相は、見ていると、針があり、美しかったり、しっかりとしています。それは、やわらかい雰囲気を持っていたり、豊かさを表します。心の内なる声は、手相という形に共鳴して現れてきます。
手相に現れる幸福線(ラッキー線)
手のひらの十字線
感情線と頭脳線の交差する場所.中宮(ちゅうぐう)に現れる線は、縦ライン次女である離宮と次男である坎宮をつなげ、横ラインだある長男の震宮と末娘の兌宮がつながることで、縦横がつながる鉄壁の布陣ができあがる十字線は、運の良さを表し、はっきりと表れるほど、運命が味方している証となります。
生命線横の十字線
坎宮(坎宮)に現れる十字線は、生命線に影響を受けている十字線と言えます。自分の身内だけでなく、社会的にも影響を与える運勢を表します。
坎宮(かんきゅう)の表すものは、物事を孕(はら)む、底知れないパワーを表し、水の性質を良く表します。水は、少なければ飲み水ですが、多くの水は、岩を砕き、地形を変えるほどのパワーを持っています。物事に対して、目的、目標を示し持っているなら、突き進むパワーが満ちていることを示しています。
小指下の十字線
小指周辺に出る十字線は、兌宮(だきゅう)から、坤宮(こんきゅう)へと伸びて、十字の横線が坤宮(こんきゅう)に近いほどに、母の愛、母性を良く受けていることで、美しく可愛く育つ末娘を表します。
す。
末娘である兌宮(だきゅう)は水の管理、沢を表し、清く美しいものを好みます、世の中を明るくする、美を表し、母の様でありたいという探求心と、創造性は、芸術を愛するセンスが磨かれ、表に出てくる、芸術を愛する線です。