森羅万象とは何でしょうか?
森羅万象の森羅とは 物事すべてを言う。
森羅万象の意味を観てみましょう。私を取り巻く環境のことです。私たちはおぎゃーと生まれて目にするもの全てから毎日あらゆる情報を得ながら生きています。
太陽から 暖かな光を受け、 夜の闇夜に光る月を見つめ風流を感じ星を見つめて旅もしてきました。海の波は 自然の呼吸と感じ、そよぐ風に心地よさを思い。これら私達に関わるものが森羅です。万象とは、環境から受ける現象のことです。
種が成長して芽が出て草木になり、実をつけます。昆虫や動物も卵から生まれ、手順を踏んで、ある一定の期間の成長期を過ぎてから成虫になりますし、成獣になってゆきます。それは、遺伝子 DNAの法則に従い 卵から幼虫 サナギ 成虫に変化してゆきます。
このような、森羅万象とは、 私を取り巻く環境の中で起こる現象のことを言います。
自然の営みに合わない人間生活
森羅万象は、自体、命がつながって起こる現象であり、規律性 一貫性 法則性を持った現象であると言えます。しかし、それにこのような現象反して人間は、時として森羅万象にそぐわないことを起こしたりします。自然界にはないようなことを繰り返し起こしてしまっているのです。
単純に言えば、人間同士の殺戮です。
人は、感情で、平気で人を殺します。 殺す時の感情は妬み、恨み、嫉妬、憎しみといった悪なる感情でひき起こすことがほとんどではないでしょうか。
自然界においては、命を奪うのは、より大きなものに吸収されることによって循環する命の連続的生存によるものです。感情的に同族を殺し数を減らすことはありません。しかし人間は、その感情と権力、力によって同族を殺しますし、恨みます。そのようなことは、自然環境にそぐわない問題や、過ちを繰り返し起こすことが多くあります。
昆虫、動物 鉱物といった自然界の中で人間のみが自律性を強く持っていることにより、人間同士恨みあったり、ねたみあったりという、自然界にありえない行動を起こします。
そんな時、壊れたものを修繕しよう。直そうと森羅万象は、本来の位置と状態に戻そうと試みます。このように本来の位置と状態に戻る作業を進めます。例えば、転んでひざをすり、傷ついたらどうなりますか、体の中から血が流れ、傷ついた個所を直すシステムが起こります。足らなくなった血液は、栄養を取り込んで製造します。
ひとりの人間の体の中でもこのように循環して本来の位置と状態に戻るように働きかけているのがわかります。怪我をしたとき「治れ!」と命令しなくても 治ろうと働きかけてくれるわけです。
過去の過ちの修繕が起こっている。
人は誰しもが幸せになりたいと思い行動します。それは現代人の私もそうですが、10代以前先祖も。30代以前の先祖も同じでしょう。人は誰もが幸せを求めていますが、思うように行かない理由は、簡単に言ってしまえば、過去の過ちのせいです。
森羅万象の意味を観ると、本来の位置と状態に戻ろうとする修正能力を起動させます。過去の先祖が侵した過ちは血統を通じて修繕しようと試みます。なぜ、血統かというと血のつながりこそが、人と人をつなげていく絆となっているため世代を超えて傷の修繕、過ちの修繕は血統しかないのです。
私達も 幼児から青年 老人として生きています。私が生まれるためには、両親がいなければなりません。必ず、雄雌 男女が交わることで生命は発生します。
私の親の親 じいちゃん ばあちゃんがいなければ私は生まれません。どこかが欠けていれば 生命は発生しません。
必ず一人の人が生まれるためには二人、父母がいなければ生まれませんし、その父母が生まれるためには、母方 父方と両方にお父さん、お母さんがいるわけで、10代さかのぼっただけで1024人の人間がたずさわり30代ともなると10億7374万1824人がたずさわっていることになります。
一生独り身で、誰とも愛の交わりを行わなかった場合、生命を残すことはできません。当たり前ですが 次の世代を残せません。そう思うと一人の人間を生み出す能力がいかに大きいのかわかります。
“人工授精ができるじゃないか”といいますが、今までの人類が 人工授精を行っている歴史は百年もありません。
先祖が 誰かを殺害した場合。どんな理由があろうとも その理由は当事者同士の理由であったり、遺恨だったりしますが、森羅万象のシステムからしたら、殺害した人間は、何代もつづいた家系を抹殺してしまうので、殺された人間側は、森羅万象のシステムにより、修繕をかけられます。
現在に生きている子孫がまっとうで正直であろうと関係なく、過去の修繕をしようと働きかけていきます。これが、恨みを買うといった現象として、幸せになれないことの理由にもなります。
もちろん私が犯したこともありますが、大半は歴史に埋もれた過去の先人つまりは先祖がおかした過ちが蓄積されて、私に影響を与えています。私が生まれるためには、両親がいます。また両親の親もいます。脈々とつながる血統の中には、DNAとして私の中につながっていきます。上流から流れてきたものを私が生きているときに整理させるために私の周りには、あらゆる現象が起こります。つまりは、歴史という時間軸も含めての現象としてみます。
森羅万象は本来の位置と状態に戻ろうとする修正能力
過去の先祖が侵した過ちは血統を通じて修繕しようと試みます
過去の先祖が受けた遺恨は、世代を超えて恨みを買うといった現象になり、幸せになれない
過去の先祖の行ないの善悪を整理させるために私の周りには、あらゆる現象が起こります。
規則性にそぐわないものに対して修正をかける。
森羅万象の意味を観てみると、自然界は、規則性、一貫性 法則性を持って運用されているので、規則性、一貫性 法則性にそぐわないものに対して修正をかけていくわけです。私達の生きている万象世界を見ると 太極から 陰陽が起こり、
八卦 六十四卦と分かれてきました。詳しくはこちら私達の生命も 卵子と精子が出会い 卵子の中で2つに分裂し 4つ 8つに分裂し64分裂を起こしたのち子宮に定着します。
過去の先人は、 体内に起こる現象を見てきたわけではありません。数千年の歴史の中で自然界を見た時。現象を整理すると現象として起こっていることを体系化してきました。もちろん科学が発展してきたのもここ数百年です。あるいはこうじゃないかという推測、インスピレーションを感じていたものもあるかもしれませんが、違うものは削ぎ落とされてきました。そうであるので、森羅万象に起こる事は、時間軸も含めて現象として起こるメッセージといえます。
こういった森羅万象の意味を解読するためには、森羅万象の中に含まれる規律性、一貫性法則性を解明し体系化したのが伏羲の先天八卦 文王の後天八卦によって解明してきました。
私たち現代人も私たちの生きている環境に規則性 一貫性 法則性を探し見つけてきました。それは、男性に対し女性がいて 性的関係を持てば受胎することは、動物界 昆虫界、植物界でも 子孫を残すということは、皆さんの知っている通りです。
私たちの生きる地球に重力があり、太陽の周りを自転,公転していることも知っています。また、このようなものを数学で解明できることも知っています。
科学的なものがいわれ始めてまだ何世紀もたっていません。しかし,古人たちは、森羅万象を観察し、森羅万象のメッセージを読み解き体系化してきました。
体系化してきた占術
森羅万象の意味を知ると、全てに通ずる真理が見えてきます。
姓名判断や星占い 紫微斗推命 四柱推命 骨相 手相などで探ることも過去の過ちを多く含んでいるので現象として出てきます。どういったときに現象が出やすいのかといえば
人が生まれる時
人が結婚するとき
人が死ぬとき
このような時、森羅万象は修繕をかけてゆきます。そうであるために生年月日がその人の大まかな運勢を表してきます
人が生まれるというのは一大事業です。 先ほど話したように ひとりの人間が生まれるのに10代前で1000人の人がたずさわり 30代前に至っては10億の人間がつながって生まれるのですから一大事業と言えます。
結婚は男性の血統と女性の血統が混ざり合う儀式です。 DNAの中にある先祖の遺伝子が変化する行事なので血統が混ざるということ自体 一大事業なのです。
人が死ぬということは その生きた世代が終わり、新しい世代に引き継がれる一大事と言えます。
現象を探るためには、世の理を理解することで判断します。ただ闇雲に判断することで間違った方向に行かないための武器として占術は活用してきました。森羅万象は、何千年、何万年、何億年と 同じ法則性をもって運行してきたので、星を読み、私たちの環境を見ることで自分に与える影響を見ることができました。
人生の根源を探る森羅万象の知恵
森羅万象の意味を理解することで、私たち人間の存在する意義が見えてきます。私たちは自然の一部であり、その調和と秩序の中に生きています。しかし同時に、感情に囚われがちな人間だけが、その調和から外れる可能性を持っています。
しかしそのような時でさえ、森羅万象は人間を拒絶することなく、過去の過ちを修復し、本来の位置と状態に戻そうと絶えず働きかけてくれます。この働きかけは世代を超えて行われ、先祖の善行や過ちが積み重なって、今の私たちの人生に影響を与えています。
人が生まれる時、結婚する時、そして死の時。このような重大な節目では、特に森羅万象の調和修復の現象が顕在化します。占術はこうした現象を読み解き、方向性を示唆してきました。
あらゆる現象の背後には、規律性と法則性があり、古来の知恵はそれらを体系化してきました。易の八卦、陰陽五行の理論などがその一例です。これらの知恵を活用することで、私たちは森羅万象の真理に一層近づくことができます。
森羅万象に内在する真理とは、すなわち調和と循環の法則です。その法則の中で生きること、それが人間に課された使命なのかもしれません。私たち一人一人は、自然の極小の部分ですが、同時に人類全体の一員でもあります。過去と現在、未来がつながり、善悪が整理され、調和が途切れることなく続いていく。そのサイクルの中で生きることの意義を見出せるのではないでしょうか。
森羅万象の意味を探るこの旅路は、決して簡単なものではありませんが、この世界に存在する目的を発見する礎ともなり得るはずです。調和への志向を忘れずに、現象の奥にある真理を探求していきたいと思います。