向上線の観方
巽宮(そんきゅう)の場所に現れる紋線を向上線と言います。この紋線の特徴は、目的が現れ、自分の確固たる意志が現れる時に表に出てきます。自分の意識の芽生えであったり、ひらめきの部分が開花している状態と言えます。
手相の見かた
手相を見る時、書物によって様々なのですが利き手を見るのが良いでしょう。利き手は生活全般でよく使われる手ですので、自分の生活をよく知っている手です。どんな時にも自然に使う手は、心のシワをよく反映しますので、利き手を見るのが良いでしょう。手相を見る時、手相は利き手をみていきます。
巽宮は、八卦においては長女を表していて、潜在意識の自由さを表すものです。風の部位でもあるため、風は、強く吹けば嵐になり、優しく吹けばそよ風として人々を癒す存在でもあり、どんな隙間にも入り込める存在でもあります。
こういった隙間なく入り込む風が表すことは潜在意識の力です。
巽宮(そんきゅう)に現れる紋線
巽宮(そんきゅう)に現れる紋線を向上線と言います。この線は、内面で決まっていることや。目的が現れる時に表に出てきます。
心は目に見えませんが、自分の心は、言葉がない分、体に表現として表してきます。本来純粋な子供時代は、思うがまま、心の思う方向に自然に向きますが、年齢を重ねると人は、自分の心に蓋(ふた)をして自分を表現しなくなります。
しかし心は、訴えかけます。今こそ自分の目的に向かって進むべきだと、そんな強い心の願いが。巽宮の縦線として現れます。
巽宮(そんきゅう)に現れる多重線
巽宮に現れる縦線も数が多くなった場合。これは野心家と言えます。一度に多くのことを願うや野心家です。
野心家であるので多方面の仕事ができるということではありません。本人の技術や、能力によって様々な事業展開ができるかもしれませんが、巽宮に現れるのは、潜在意識の表れで、野心があるから事業や、目的が達成されるというものではありません。
財運の強さや人脈は、坤宮(ごんきゅう)に現れます。
巽宮(そんきゅう)に現れる十字線
巽宮に現れる縦線は向上線ではあるのですが、そこに横線が出ている場合、あなたの周りに、あなたの向上することに対しての障害を意味します。
自分の中に芽生えた向上心であったり、出世のための手掛かりに対し何らかの障害を与える者であったり。
障害を与えることは、2面性をもっています。ひとつは、自分の内面でのブレーキ、もう一つは具体的な外からの障害です。
私たちは幸せになるために生きています。一匹狼は、生きるのに厳しく、厳しい環境を貫いていき一生を終えます。
自分を見つめなおし、ぜひ、人を信用し生きましょう。そのためにも悪に向かうことなく自分が信用される人になる努力を忘れてはいけません。そうすれば障害は無くなります。
孔子の教え
愛,忠恕 克己復礼 先難後獲
真心や思いやり許すことで己に克って礼に戻る 先に難しいことを受けて、受けることを後にしなさい。
志士仁人 殺身成仁 為生為死 先犠後喜
人の志す者は仁であり、自身を殺して仁となる 為に生きて為に死すとは犠牲を先にして
喜びは後にやってくる。